スタッフのオフ
コンペに出てみました。
品川ロッキーにて開催された「B-Rocky 2016」に、マスター女子部門でエントリーしました。
過去に赤岳鉱泉アイスキャンディカップや、秋に小瀬で行われるリードコンペは出たことがありますが、ボルダリングではなにげに初のコンペです。
当日の朝は4時に起床(間に合うバスが早朝のみ)。
バスに揺られ2時間。
品川駅前のデニーズで時間をつぶすこと1時間半。。。
到着!!
休憩室。奥のカーテンで仕切ってある向こう側に課題がセットしてあります。
試合前は選手たちが順番にアップ壁の前に並んでいるのですが、気後れしてさわれず。
人見知りしながらブラブラしている間に名前を呼ばれ、いつの間にか試合開始。
B-Rockyは、オンサイト・ベルトコンベア方式で行われます。
オンサイトなので課題を事前に見ることは出来ず、ベルトコンベアというのは、 競技順にしたがって一人ずつ順番に課題にトライしていきます。
予選、決勝ともに全4課題。1課題につき4分間の持ち時間があるので、その間ひとりで目の前の課題と向き合えます。
わたしの予選結果は4課題中2完1ボーナスでした。
終わった。。と思い、ほかの選手のトライをゆっくり観戦。
していると、どうやらわたしは予選を最下位で通過。。まだ登らなければいけないようです。この時点でもう心が折れかけています。
富士吉田店の店長にLINEで励まされ、友人に叱咤され、決勝はなんと全完一撃でした。
同率一位がふたりだったので、一位の賞品はジャンケンにて。
見事ジャンケンに勝ち、SOILLのトレーニングボードをゲットしたのでした。
さっそくピラニアの壁に取り付けてもらいましょう♪
オープン女子の異次元クライミングを間近で見れたし、お土産もできて、山梨からきた甲斐がありました~泣。
たまにはコンペに出てみよう、と思えるようになり、ジムクライミングへのモチベーションもあがりそうです。
コンペスタッフの皆様、本当にありがとうございました。
想像
登攀日和だった大型連休、うち1日を小川山で過ごす。
混雑する岩場は基本好きじゃないけど仲間とセッションできることは楽しい。
モノポケに根負けした後は未登のおススメ課題へ。
「これね、良い課題だからやってみて。」20課題程、登喜男さんにチェックを入れてもらってから数年、今日はこの課題を。
取り付きからしてムーブは分かった。問題はその体勢になるまでのホールディングと離陸時のフットホールド。「とりあえずこの足で…」などという安易な取り付きでトライしたくない。
離陸とマントル時のフットホールドに足送ることが出来る離陸足の位置を探る。およそ確定させたら力の入る手のホールディングを探る。右手は決まった。左手は悩む。二通りの持ち方、離陸とマントルのどちらを優先させるか。ここは右手と離陸足の信頼度から確定する。数パーセントの不確定を確定に出来ない自身の経験値。っしゃ、いってみるか。
力む両手、当て込む足、静かに離陸して最もムダのない軌道で重心をキープしながらマントル足を決める。乗った! 岩をなめるようにじわじわと返しきることが出来た。リップの縁に立てたことで9割の安堵感。最適な踏み足を2、3歩選びダイクに手が届いた。そのままてっぺんまで。
じつに嬉しいトライだった。こんなホールドの配列でも登れるんだなぁっていう発見や喜びが初登時にあっただろうなぁと想像する。
自問自答するt-mo君。岩の名前の由来も伺える美しい岩だ。
このあとt-moくんも完登。マントル返してからのスラブで足を滑らせて危うかったことは黙っておこう。
同じエリアにある僕のおススメ課題をトライするhiromiちゃん。トリトン5級をきっちり登った彼女、同じ5級ではないなっていう表情。ムーブが想像できるくらいの経験値を上げていくのはこれから。
こんな岩も楽しいものだ。また行こう。