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2006年10月

石の魂

なひっくすから、数日前に小川山の「黄泉」のスタートのホールドが欠けたという情報を得たので、さっそく見に行ってみました。
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なるほど、左手のカチがバックリいってます。話を聞いた時は「?」でしたが、見てみると納得です。いや、何が欠けるか分からないものですね。

欠けた跡には、極悪のカチが残っていますが、スタートできません。あれこれ試して、結局欠けたエッジの少し上にある、指の第一間接の半分くらい入るポッケを使うことにしました。この岩は痛いホールド天国ですが、このポッケも強烈に痛い。気持ちを高めないとスタートできません。

で、「黄泉」も「輪廻」も登れました。どちらも前よりは悪くなりましたが、かといって四段かと言われると、やはり三段のままのような気がします。特に「輪廻」は元々少し甘かったような気がするので、ジャスト三段かもしれません。

今回は、それほどの変化はありませんでしたが、時には課題が大きく変わったり、考えられないようなホールドが欠けることもあります。課題が変わってしまうということは、登る側にとってショッキングなことです。しかし、同時に新たな可能性が開けることでもあると思います。かつて「冬の日」は、フェースの真ん中に掛かりのよいカチがあって、おそらく初段くらいの課題になりそうでした。しかし、それが欠けた後に今の「冬の日」がスタートした訳です。だから、欠けたという情報を得ると、少しだけワクワクして、すぐに駆けつけます。

岩は絶えず変化し続けるし、クライマーは絶えず登り続ける。岩もクライマーも流れゆくということですね。

続・壁の構想

森山組に下見に来てもらい、改装の構想をつめてます。
061016_kabe01.jpg
最初に考えていたものよりも、ずっと凄いことになってきました。ドーンとしたケイヴ状の前傾壁もできます。
改装工事は23日から27日の予定。20日から準備に入ります。営業はしていますが、ちょっとバタバタしているかもです。お客様にはご迷惑をお掛けしますが、楽しい壁(+α)ができるよう頑張りますので、ご協力をお願いします。

カタパルトあたりに心残りな課題がある人はお早めに。

断続は無なり

ちょっと前の話ですが、40日かかってようやく登れた課題がありました。
58手の長い課題で、トライはたぶん延べ50回以上。(延べ手数は約2500手以上かな)
皆は数回で登ったものを、(や)はその10倍以上のトライと時間がかかりました。

でも、その課題が登れてから(や)はすこぶる調子がいい。
それまで登れなかった課題があれもこれもとカタついて、ひとつ殻を破った感覚があります。

2_yuiGuiter.jpg

楽器を演奏される方は分かると思うんですが、クライミングってちょっと似てないですか?
華麗なプロのテクニックをマネしようとしても、一朝一日にはうまく行きません。
でも、たとえ思い通りに演奏できなくても、曲に没頭する瞬間が楽しいからまた演奏するんです。
で、続けるから上手になるし、また新たな曲にトライしたくなる。

継続は力なり
逆説的に言うと断続は無なり

人間、続けることでしか手にできないことは多いようです。

振子ランジ

今日はややマニアックな話題です。
カタパルトに設定したランジの課題のムーブです。






左手は浅くてやや外傾したポケット、右手はガストン向きの深いポケット、フットホールドはトンネルの天井です。

で、頭上やや左のスローパーガバに右手で飛びつくんですが、オーソドックスな正対ムーブだと直感右足で踏切りたくなります。でもこれだと、距離を稼ごうと身を沈めて飛び出していく過程で、左手の外傾ポケットが持ちきれなくなって、取った時の振られに耐えられず、あえなくフォールとなります。スタンスが深いために振られが大きすぎるんです。

そこで、画像のこの人ムーブの登場となるわけです。
飛び出す前に身を沈めすぎずに、なるべく次取るガバの真下に重心をもっていくようにそっと足を伸ばします。
この時、踏切足は左足になるんですが、じゃあ右足は何をしているかというと、伸ばした「たわみ」のない手足で反動が付けられるように、振り子のように使うんです。

天井にすりつけるのではなく、真下にフラッギングしながらやや右に振ってから発射すると、あら不思議。
後方ではなく上方にジャンプするんで振られは最小限に食い止める事ができて、難なくキャッチ(のはず)です。

ちなみに、画像の左足はちょっと曲げ過ぎ。
本来はもっと真下から飛ぶ感じがベターです。

言葉では上手く伝えにくいんで、興味ある人は一度トライしてみて下さい。
グレードは2Q。一応グリーンのピラニアシールを貼っておきました。


さて、このフラッギング・テクニック。
(や)の記憶では10年ほど前にFreeFanの誌上でクリス・シャルマの強さを科学的な考察のもと分析した杉野保氏の記事で紹介されたのが、広く知れ渡る最初の機会でなかったかと思います。

考えてみれば理屈は単純。
でも、経験がないとなかなか思いつかないムーブですし、実際難しく感じる。
逆説的に言うとこういムーブの経験、それも成功経験があればムーブの選択肢に入ってくるわけです。

やっぱり、やるしかないんです! 出来るまで。

サバイバル

すっかり食べ物のブログのようになってきましたが、本日の差入れはS山さんの芋(鳴門金時)と梨(新高)です。この梨、デカイ!小玉スイカくらいはあります。一個で一食分になりそうです。
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なんか、生活する上でのカロリー1/3どころか、差入れだけで生きて行けそうです。昔、テレビ番組「電波少年」で、懸賞だけで生活するという企画がありましたが、「ピラニア・サバイバル」と題して、差入れだけで生きて行くという企画はどうでしょう?山森さん、どうです?

あ、別に差入れの要求をしている訳ではありませんよ、ホントに。

ポテトチップスチョコレート

本日のスウィーツは北海道から届いたこれ。
ポテトチップスチョコレート。略してポテチョです。
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単にポテチにチョコを絡ませただけのお菓子だと思うでしょ?
そのとうりなんです。

意外にも、ポテチには割としっかりした塩味がついていて、それによってチョコの甘さがかます
バニラアイスに醤油をたらすような、そんなかました甘さが癖になってしまう一品でした。

改装の構想

2_ideaofWall.jpg
スケッチしているのはピラニアのウォール。
そう、実は10月20日から改装に入るため、構想を練っているところなんです。

で、今回の改装はちょっとスゴいんです。ウォールとロ..いや、
ちょっと、あれですよ。
そう、あれに期待してください。

※主にリードウォールと、オフィスをいじる予定ですので、改装期間中もボルダーは通常どおり登っていただける予定です。

テレビ撮影

今日はピラニアにTVカメラが入りました。
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ドラマの撮影です。山森さん主演の「Hold you dear」。演技にも熱が入ります。

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共演のアトリックス。恋人を取り合うシーンです。クライマックスですね。

061003_tv03.jpg
ではなくて、アトリックスの取材です。

10月19日(木) 18:15〜19:00
YBS(山梨放送)の ワイドニュース

で、放映予定ですので、ぜひご覧下さい。

太刀岡山 小山ロックの支点整備

先週の金曜日、太刀岡山の小山ロックの支点整備作業を行いました。

まず、一緒に作業した井上D助さん(JFA)、荒川俊也さん(開拓者)お疲れさまでした。特にJFA、D助さんには技術的、物的、人的に惜しみないご協力をいただいて、心から感謝を申し上げます。

こんなに(これ以上に)大変な事を全国の岩場でされてきた事、こういう活動に支えられて我々の楽しいクライミングの日々があるという事に、頭がさがる思いです。
何も知らなかった僕は、正直恥ずかしい気持ちになりました。


9月29日 終了点を整備したルートは、以下のとおりです。
尚、アンカーは全てケミカルアンカーです。


  • 君の瞳に乾杯、Perhaps Love (終了点共用)

  • 山笑う

  • 太陽が恋しい

  • 北風小僧

  • 陽の当たらない坂道

  • ヤバイから逃げます

  • ミストラル (アンカー設置まで)

  • パンクス イン ザ ダーク

  • VOGEL (アンカー設置まで)

  • お騒がせしました

  • カリスマ

  • GO ON THE BOLT

  • ルートキラー、HAPPY BIRTHDAY (終了点共用)

  • バーボンを片手に

  • Cherry Blossom

  • 懸垂用下降点2カ所

おどける荒川俊也氏
作業中の荒川氏。

錆びたり腐った終了点
回収した古い終了点。

残置ビナ
これは、おさわがせしました(11d)の終了点にあった残置カラビナ。
ロープと擦れる所だけ摩滅して大きく凹んでしまっています。


小山ロックも開拓より14年の歳月が経ち、経年劣化や規格外支点が心配な状況だったわけですが、当初よろしくない部分だけリボルトすれば済むかと思っていたのが、見れば見る程ほとんど交換しなければならない事が解ってきました。
そんなこともあって、1日では中間支点までは着手できず、主要ルートの終了点交換だけで日没を迎えてしまいました。同時に部材もJFAで準備していただいた分量では足らなかったのです。

ということで、小山ロックの支点整備に関してカンパを募っております。
ジムにもポスターを掲示しておりますが、一口500円、お一人何口でもお申し込み可能で、ノートに記名の上、直接ジムのスタッフにお渡しくだされば結構です。
一応期限を設けさせていただきまして、受付期間は10月1日〜10月末日の1ヶ月間です。
集まったお金の用途は、部材の購入、作業者の交通費、日当にあてる事になります。

小山ロックで登られるクライマー、またこの事業にご理解くださる方にはぜひご賛同いただきたいなと思っています。(普段は全く無料で安全に楽しませてもらっている訳ですからね。)

ちなみに、次回の作業は10月12日(木)を予定しています。
主要ルートの中間支点を交換予定ですが、ボルトの接着剤が凝固するのに時間がかかるため、翌日のクライミングはご遠慮下さい。
また、作業の報告と進捗状況はピラニアのサイトでも公表して行く予定です。

賞品

やっちゃいました。
自分で賞品として提供したCDを、見事にゲットです。
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成績は17位。
ある意味、全完登なんですけどね。ハンデがあまりにもデカかった。ま、でも、みんな私の作った課題で苦しんでくれたので、良しとしますか。

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