ホーム>旧ピラブログ>コンペ>ボルダリング ・ジャパンカップレポ その3
コンペ

ボルダリング ・ジャパンカップレポ その3

遅くなりました。(またかよ)
既に3週間が経ってしまったBJC大分レポ、最終回です。

男子準決勝の後行われた女子決勝。
決勝はベルトコンベアだはなく、ひとりずつトライする形式のため、どの選手も緊張の面持ちです。
ギャラリーも1日目より増えてはいますが、それでも60名くらいでしょうか。静けさに緊張も助長されます。


課題は4つ。勝負は2課題目からです。
1課題目はダイナミックにガバをつなぐムーブで全員余裕の一撃でしたが、選手の動きを良くするという意味なのでしょうか?

緊張しすぎている選手はコーディネーションを失って失敗する。しかし、トライを重ねるうちに動きを取り戻して完登。というくらいの難度のほうが勝負にも絡む課題として存在意義があるように思ったんですが...


2課題目。
肩で押さえ込むガストンとクロスを6手程こなした後、スローパーふたつを鷲掴みにして大きなランジ、という課題。

萩原さんは、実にしなやかなジャンプで終了点ゲット。

Atorixはホールディングに力を使いすぎてためが作れずにランジの距離がでません。

小田桃花ちゃん。
前半のガストン&クロスはパワーロスになると見たかスキップ&マッチでパス。
賢い。
スローパーのかかりをチェックして一旦バック。そして思い切りの良く飛んで一撃! 凄いです。

尾川さんはランジでミスして一撃ならず。
啓代ちゃん、桃花ちゃんが1At(アテンプト)リードで3ラウンドへ。


3課題目。
丸いスローパーからスタートしてパワフル&テクニカルに直上。最後はドマントル。
女子の課題としては今まであまり見かけなかった「岩っぽい」パターンです。

初手の左手を持った後、乗り込むように右手でゴミカチを拾い、すかさず左をアンダーに返る手順が僕の席からも読めました。が、悪そうです。

女子決勝第3課題

桃花ちゃんも出だしで苦戦。なかなかムーブがつくれない。
と、残り2分でついに突破。次のムーブはなんとゴミカチをギっと保持して左手デッドで切り抜けました。しかしマントルが返せずボーナスのみ。

女子決勝第3課題 小田桃花

尾川さんは出だしを力強くこなすも、黒いスローパーを止められずこれまたボーナスのみ。手順のトリックというかわずかなマッチングを見逃した感じで、実に勿体ないトライでした。

そして野口さんは、この黒くて薄いスローパーをギリギリのマントルを返しきって唯一完登。腕は細く見えますが、こういうマントルを返すには上腕三頭筋が強くないとできないものです。
「強者は全てに長ける」ですか。

これで、野口さん1UP。小田、尾川とつづいて最終課題に入ります。
Atorix頑張れ!!


最後。第4課題。
ケイブ状からハリボテを足先行ムーブでこなして、カンテにつなげるパワフルな内容。

Atorixは足先行ムーブをこなしたあと、カンテにつけられた遠いスタンスを拾いきれずにフォール。
この先にボーナスポイントがあるのですが残念。

女子決勝第4課題

このへん、身体張力が要求されるので女子には辛そうですが、大会前には足から登る課題を想定してたくさん練習したのでここまで行けたとも思えました。よくやりました。

桃花ちゃんは足先行を読み切れず失敗。

尾川さんはボーナスを取りながらも終了ホールドをおさえにいく右足ヒールがせまそうでフォール。気合いの乗ったトライだっただけに、会場は期待感いっぱいだったのですが...

そして野口さんですが、これまたヒールムーブでトライを重ねるもダメ。ラストトライは左足のカウンターにかえてダイナミックに責め立てたんですが登れずじまいでした。

しかし、終ってみれば3完登。文句無しの優勝です。
尾川さんは2課題目の2アテンプトが響き3位。次のコンペでメイクドラマをお願いします。
逆に一撃がきいたのは桃花ちゃんで2位。ボルダリングも強いことを証明した内容でした。

凹むあとりとはげます彩
↑凹むAtorixと、はげます彩。


女子表彰台
↑女子表彰式 最近野口さんは安定感が増して王者の貫禄すら感じます。


(や)なりの総括


リザルトをみてもわかる通り、女子予選の完登数をみると決勝進出のホーダーで2完登も差があります。ここらへんの隔てをみても、ジャパンカップとはいえ女子選手および競技のレベル自体がまだまだ未熟なことを感じます。

課題の内容についても、現在のところは男子の系統とは質を異にするものですが、今後その差も重なり合いながら、バリエーションの幅が出てくる事でしょう。

ニュージェネレーションの台頭も顕著でした。
考えるのではなく、無意識のなかでムーブを繰り出さなければ勝つ事はできない高度な技術競技の時代に既に突入しています。

桃花ちゃんの登りは完成されたスタイルすら感じましたが、この年齢を考えると身体ができあがっていく2,3年の間にもっともっと伸びるに違いありません。ユース第2世代を牽引する存在と言っても過言ではないです。

どちらかというとワイルドな登りで荒削りと言えるAtorixのスタイル(ピラニアでの日々の練習がそうさせているのでしょうか?)とは違う印象でしたが、とにかく刺激をもらうには最高の存在です。
今後、良い意味で意識し合ってもらいたものです。

しかし、今回は遠く九州まで足を運んで良かったです。
結果そのもの以外にも、個人的に色々と楽しいことや出会い、それから発見がありました。
九州、また行きたいなぁ。


関連リンク


リザルト

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.pirania.jp/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/999

コメントする

ページ上部へ
次へ
  • シューズのリペアサービス
  • ピラニア ネットストア
  • クライミングアイテム 中高買取サービス
前へ