キッズクラス
遠足
日曜日はピラニアキッズ&親御さんと一緒に遠足行ってきました。
場所は小川山。
去年はマガスラブあたりに行ったんですが、今年はのんびりデイキャンプ&ボルダリングということになりました。
セッションでは林の中の太鼓周辺のスラブをノーハンドでみんなで挑戦。
みんなの表情をみれば分かると思いますが、実にもりあがりました。
気がつくと、子供達だけでラインや課題をみつけてトライする姿が。
子供はグレードに対する執着も功名心もないですから、純粋な岩登りってのは、こういうモノなのかもしれません。
そうそう、皆を観察していて感じたことがありました。
低学年、もしくは経験の浅い子供は、一度登れた所を何度も何度も繰り返し登ろうとします。
次の課題を与えても、登れそうにないとすぐまた登れる課題にもどるのです。
反対に、ある程度のクライング歴がある子供は、登れたら次の課題を探したり、ノーハーンドなどの限定を加えていきます。登れそうで登れない課題なら、なおさら一生懸命になります。
一概には言えませんが、つまり初級段階では登れることが楽しい。登れないことはつまらない。という感覚があり、次の段階で、トライすることが楽しい。登れたらなお楽しい。という感覚が芽生えるようです。
でも、よく考えると、これは大人にもあてはまることですよね。
僕なんか岩を登るスポーツをしているわりに、岩から落ちることの方が多くて、まともに登れる日の方がはるかに少ないと思いますが、それでもトライすること自体が楽しいからまた出かけてしまうんです。
「登れないクライミング」にこそ、進歩の種があると言う訳ですね。
そう考えると、「登れない」という事実にヘソを曲げていじけてしまうのは、実に勿体ない勘違いだと思いませんか?
さて、みんながランチを楽しんでいる間、僕はしばしの散策で山菜を穫りました。
小さな木や、既に摘まれた木からはなるべく穫らないようにして、広い範囲から少しずつ分けてもらいましたが、十分すぎる程の収穫。タラの芽、コシアブラ、山ウド、コゴミ、ヨモギといった山の幸を、すぐ天ぷらに揚げて、持参したそばとともにいただきましたが、香りと柔らかい食感がとっても美味でした。
子供達も興味津々。おそらく初めて体験する味だろうから、皆にも少しずつ天ぷらを食べてもらいました。
しばらくすると、何人かが「はい」と言って、何種類もの草葉を摘んできたんです。
当然これは山菜ではあるはずはなく、知識のない子供達は単に似ている草を穫ったにすぎません。
では、なぜ子供は草を摘んだりしたのか? これはきっと、自分が食べたいからではなく、僕や料理しているお母さんたちに「よく見つけてきたね」と褒められたいからだと僕には感じられました。
でも、自然の中では子供であっても、無用な殺生は良くないことだと思った僕は、「命ある者を殺していいのは、自分で食べる時だけだよ。」と、草をもってきてくれた子供達に言ったんです。
今どれだけ理解してくれるかは分かりませんが、自然の中で体験することから道徳を諭してあげることは、大人の責任だと思います。
しかし実際には、コシアブラの木はナタなどで幹から無惨に切り倒されて、根こそぎ芽をむしり取られている枝も数多く見かけました。売るために穫ったにしても、そのあまりに酷いやりかたに憤りましたが、切られてしまった木は気丈にも残りの力で芽を吹いていました。
かわいそうに思ったので地面に挿し木しておきましたが、どれだけ根付くか...
欲をむき出しにしているのは、まぎれもない大人。食が足りてもなお強欲に食物を殺生することだけは、自分も戒めなければならないことだと思った、ちょっと重い(?)今回の遠足でした。
キッズ・クリスマス会
日曜日はキッズクラスのみんなでクリスマス会をしました。
これからショップコーナーに内装される(いや、正確には僕がする)2Fを会場に、ピザやキッシュやスープやチキンなど、たいそう豪勢な料理が振る舞われました。料理を作って持ってきてくださったお母さん方、素晴らしい! マジ美味でした。感謝!
途中サンタ、それもちびサンタがみんなのプレゼントを持って階段を小走りにあがってきました。しかもなぜか裸足。それにしてもかわいいサンタさんですね。
そしてプレゼントを渡し終えたサンタは、どこともなく更衣室に消えていったのでした。(笑)
みんなまだ食事している時にも、「登ってるほうがいい」というお友達の姿がありました。
うーん、実に感心。
というわけで、2006年のキッズクラスもこれで最後。
クラスのみんな、親御さん、そして春枝先生。お疲れさまでした。
年明けからはノースフェースカップ、そして2期生の卒業も控えています。
来年もいっぱい登ろうね♪
夏恒例 キッズクラス キャンプ
今年もキッズクラスのみんなと、白州でキャンプをしました。
途中から雨に降られてしまったんですが、キッズはそんなことはどこ吹く風。雨の中、いつもよりもワイルドに自然の中の生活を楽しんでくれました。
今年も思い出に残るいいキャンプになりました。
大っきなオクラがとれたよ!
まずは農園で有機野菜を収穫。
野菜の他にも、山菜やベリー類もたっくさんなっていました。こんなに赤くて甘酸っぱいラスベリーも。
もうちょっとでテントが完成するぞ!
暑が夏い!
クライミング中、空は雷雲におおわれてあたりは真っ暗に。
で、直後にやっぱり...
お約束の夕立が去ったあとは、さっき収穫したばかりの夏野菜を使ったカレーのしたく。
ま、待ちきれないこの匂い。
娘)いただきまーす!
母)カンパーイ!!
幻想的な雰囲気のキャンプファイヤー。「焚火の会」
詳しいレポートは後日アップしますね。
参加してくれたキッズのみんな、お父さんお母さん、ピラニアの仲間達。
お疲れさまでした。そして、楽しいひとときをありがとう。
母の日
今日は母の日でした。
ピラニアではこんなチケットを用意して、キッズがお母さんに「ありがとう」の気持ちを伝えたのでした。
さらに今日は地区のお祭りもあったんで、ちょっとお邪魔しました。
ピラニアキッズは学年も地域も入会時期もバラバラだけど、みんな仲がいいなぁ。
最近ふと気がついたら、女の子の方が断然多いんですよね。他県の子供教室でもそうなんでしょうか?
はいこれが、地区の神様です。
ご近所の方からしきりに酒をすすめられたんですが(汗)、キッズの手前遠慮させていただきました。
いつも良くしていただく地区の方々に、次はイッキ飲みで恩返ししないと!(←間違ってる)
そして今日はのんちゃんがピラニア最後のお仕事の日でもありました。
ちょっと淋しくなりますね。1年間おつかれさまでした。
キッズ遠足@小川山 2日目
いや〜申し訳ない。
何がって、1日目に参加してくれたキッズ&パパママに。というくらい今日は暖かい日差しの元で思いっきり登れました。
朝から廻り目平はポッカポカ〜。
地獄のような昨日の天気とは打ってかわって、あまりに平和的なこの陽気で眠気も全開。おかげでアプローチの道で迷ったりしながら(焦)のんびりと自然のルートを登り込みました。
ヘルメット姿の風貌からブナピーの異名を取るYUI嬢。
小川山史上初(たぶん)
行列のできる金峰山岩。キッズにとっては格好のテストピースなのだ。
そうそう、ちょうどビクターでC葉さんからNINJAの完登の話をききました。陰には40便以上のトライがあったようで、全く頭がさがります。
※ビクターやドンキーなど色んなところでキッズのトライを暖かく受け入れてくれたみなさんに、この場を借りてお礼申し上げます。
帰りの車内は例によって静寂が...zzz。1日登りまくった後は荷物室で気絶。
キッズ遠足@小川山 1日目
本日の小川山某エリア。
日は終日射す事なく、寒風が嵐のように猛狂う、超さぶい日和でした。
岩の状態とか、ルートはよかったんだけどねぇ...
なかにはザックビバークする姿も!
まずいよ〜
みんながフードをかぶって言葉少なに上を見上げるだけの展開になってきた。
そんな中、ひとりハッスルするママ(笑)
あまりにあんまりなんで、ルートは諦めてボルダリングをしに下山したら、なんとキャンプ場周りは無風で快適。
キッズも生き返ったようにはしゃいで、今度はトライの嵐。
ちょっと僕も登ってみました。
明日もキッズと一緒に小川山です。
クリエイティブ・クライマー
キッズクラスが終わると、今日も子供達だけのセッションが始まりました。
学年もレベルもバラバラ。だけど、設定した課題のグレードや、ムーブを恥ずかしがる事なく自分をさらけ出してセッションを楽しんでいます。
クライミングはただ登るだけでも楽しいものですが、何もないところから課題やムーブをクリエイトする事ができるとその世界はぐっと広がります。
ピラニア・キッズには体力やテクニックだけでなく、こうしたクライミングの持つ知的でクリエイティブな面、そしてクライミングを通じた自己表現の楽しさを教えてあげれば、と常から考えていました。なぜなら、そうした創造する力と経験が、人生をも豊かに彩ってくれると思うからです。
(実際、僕はクライミングに出会ってから人生が明るくなりました。)
でも、こうしたセッションする様子をみていると、今それが自然な形で結実しつつあるのかな?なんて思います。
鬼さがし
日曜のキッズクラスは節分の豆まきをしました。
ウォールに浮かび上がる4匹の鬼を探し出し、顔めがけて落花生をスローイン!
でもちょっとカワイイ鬼でかわいそうな気もしたりして...
ちょっと待って、落花生?
(や)の故郷近江
では大豆がもっぱらですが、春枝先生の故郷新潟
では落花生らしい。
境界はどの辺りにあるんでしょうか?特命リサーチ開始せよ!
しかし、当初はスタッフの命令で(や)が鬼に扮さざるを得なくなって、キッズにおもいっきり豆をぶつけられる事を想定していただけに、かなり安堵しした僕でした。(もしそうなったら、後半なまはげに変装して泣かしたろかとも企てていたんだが...)
それにしても元気なピラニアキッズたち。
コンペの翌日だというのに、クラス終了後は自分たちでミニコンペをやってました。
ルールも自分たちで編み出したユニークなもので、競いの経験と意識が子供達に与えるものは、想い出だけではない事を見せられたのでした。