【野外イベント】白州の森バイクロア レポート

イベントから少し時間が経ちピラニアのある甲府はすっかり夏の陽気になってしまいましたが、遅ればせながらご報告です。

白州の森バイクロア 尾白川ボルダーの公開イベント、大盛況のうちに終了しました!

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「岩もロケーションもいい所だね」と何人の方にも言っていただきましたが、その後もイベント参加者を中心に現地に足を運んでくださっている話を聞くと、その言葉が単なるお世辞ではなく本当に気に入っていただけたことを感じて開拓者のひとりとしてとても嬉しく思っています。


また、公開後のルールとマナーについても地主さんからお褒めと感謝の言葉をいただいています。そう、このイベントは単なる岩場の情報公開ではなく、ローカルルールの設定とその遵守によって、地元との信頼関係を醸成することと、岩資源とクライミング環境の恒常的な保全が大きな目的だったのですが、これまでのところ、その目標に沿うような良い流れでゆっくり情報拡散が進んでいるのを実感できています。

これもイベントに参加、協力いただいたクライマーのおかげだと思います。本当にありがとうございます。


 

話をイベント当日に移しましょう。

前々日に激しく降った雨が心配な状況でしたが、当日は文句なしの岩日和になりましたね。前日から仲間たちが岩掃除や下地整備、本部設置などを頑張ってくれたおかげで、終日快適なボルダリングができました。

朝、トポを配って簡単なオリエンテーリングをした後、方々に分かれて登っていただきましたが、メインボルダーというものが多分ないこのエリアらしく、各所で熱いセッションが繰り広げられました。私やスタッフもその輪にまぜてもらったりしながら、楽しいひと時を過ごしました。

人気があった課題はなんだろなぁ?

  • トポの表紙にもなっている白蛇(3級)はフラッシュした人が居たのかなぁ?トリッキーな出だしでみなさん自分の引き出しをフルに使われてましたね。2017623121734.jpg
  • 白州マングース(初段)
  • 超クラシックのすべり台(8級)
  • 林の奥ではリュウグウノツカイ(4級)もひっきりなしのトライが続きました。
  • 手裏剣ランジ(3級)は苦手な人はさっぱりできないようで「グレードが辛い!」という意見が結構ありましたね…。
  • 新作課題ではホワイトテール(5級)もスラブでのレイバックが面白いと人気でしたね。
  • 河原に行ってみるとここはここで大盛り上がり。
  • 砂肝(5級)という課題に行列ができていましたが、登れるまでは「5級じゃないよ!こんなの」と言ってた人が、登れたら「やっぱり5級だね」と漏れなくコメントする展開が見ていて興味深かったです(笑) ほんと不思議な課題ですよね。
  • 上流ではホワイトシャイア(1級)も人が絶えませんでした。なにせ課題内容が抜群ですから納得です。
  • 全くチョーク跡がつきませんでしたが、旧道エリアにある奪衣婆(だつえば/2級)という課題も見た目は地味ながら仲間には人気でしたので、機会があればぜひどうぞ。

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本部では(や)のクライミングの先輩でもある丸山さんが自家焙煎珈琲を振る舞ってくれました。ひとしきり登ったあとに涼しい木陰で煎りたて珈琲の芳醇な香りの一服をしていただけて、こちらも大好評でした。

15:00 イベントはここで終了。サーキットコンペの上位入賞者を表彰しましたが、今思えば女性の上位入賞者も発表すれば良かったなぁとちょっぴり後悔しております。女性の参加者が多かったこともあり、中には素晴らしい登りをされてる場面も目にしていたんでなおさらでした。 その後の岩残業は夕闇が迫るまで続いたようで、かくいう私も暗くなるまでしっかり岩と戯れて、充実の1日になりました。


さて、当日参加者には無料配布したトポですが、その後問い合わせを多数およせいただいていますが、一部課題のグレード見直しを経て 7月下旬に一般向けに販売する予定です。こちらは改めてここでご連絡させていただきます。


まもなくやってくる本格的な夏は日本中ボルダリングに不向きな季節なわけですが、キラキラまぶしい清流と甲斐駒ケ岳の息吹を感じる美しい谷にある白州尾白川ボルダーは、キャンプも含めてトータルで気持ちいい岩場です。新しいトポを片手にぜひ足を運んでいただきたいと思います。

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そして、このかけがえのない岩場をみんなで守りながら、これからも永くボルダリングを楽しんで行きましょう!

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