デラシネに到着したときには岩に降りた霜が凍ってツルツル。リップのカバもスローパーとなり、トップアウトしようものならすべり台と化してしまう。
暖かいエリアへ早々に移動しようと右岸を下流に向かうも、御岳全体で下地が下がりいつも賑わっているピンチオーバーハングも水たまり。
御岳小橋エリアは当然混雑していたので、無名の岩でマントルにトライしてもらった。
黒本を確かめるでもなく、手当り次第にラインを設定。
こだわりはシットスタート、水たまりは臀部水面ギリギリスタート。
10〜8級がほとんどだけど、SDにこだわると2級くらいの課題も。
岩が低くみんなノーマットトライ 笑。
16課題登って黒本と照らし合わせてみる。SDだからこその課題あり、もちろん既成課題だったり。
トポや情報が充実している昨今だけれど、岩登りはもっと自由な遊び。見出したラインを登れた時の喜びは大きい。
そして陽も落ちてほとんどのクライマーが退けた後に、ちゃっかりとけたソフトクリームをトライしてきました。
2016年の店外も今回がラスト。
まだ駆け出したばかりの人、自立してどんどん岩に出掛けてる人。
自然に抱かれながら岩を登るのは、楽しい、厳しい、素晴らしい。
岩登りを通して自身の琴線に触れられたなら、新しい世界観や生き方も見えてくるんじゃないかな。
2017年も岩場で自立したボルダリングが出来るようになりたいクライマーを募ります。
成長していくクライマーを見届けることは嬉しくも自分への奮起にもなります。
2017年はどんなクライマーに出会えるかなぁ。