オトナもコドモも一緒になって楽しめるのがクライミングの良いところ。
同じ課題を対等にトライ、そして実力が目に見えてくる。日頃からオトナの3〜5倍は登ってるキッズ。比べるものではないけれど‥。「がんばろうオトナ、がんばろうニッポン ! 」 そう、ニッポンを楽しくするのはオトナの仕事なのであります。
初めての岩と思えない踏みはキッズタイムの賜物。
キラリと光る良いムーブに「ホホォ」と感心。キッズの躍進はとどまること知らず。毎週土曜日の南プス詣ではキッズの嗜みです。
じゃあ、この課題はどうかなー?
ジムボルダラー「ホワイトクラック/7級」にトライ。ジャミングだと7級。レイバックしか出来ないとグレードアップ。ジャムも覚えたらトラッド(そもそもだけど)、リード、マルチにも発展するからぜひ覚えてほしいねー。そしてキッズイチ抜け。誰一人としてジャムらない…なんつーこん…。ジムボルダラー、クラックは実戦で覚えるべし。
ではベーシックなマントル「アンブレラ/マントル6級」はどうかなー?
落ちそうだから左足がどんどんスラブを登ってく。ますます返しにくく‥。リップのガバに届かないキッズは傾斜に寄り添う木立からスタート。ありがたい伴奏者のおかげでここでもオトナコドモセッション ! 傾斜から右足が抜けてこないのは左足の置き場所がリップから遠いから。気づいたかなー?
途中の雨ですっかりクライマーのいなくなったクジラ岩。ここぞとばかりに名作と周辺課題に触れるオトナ達。
「手のホールド無いよぅ… / ダイレクトフィン」 「ポケが保持れん… / 穴社員」 「あの縦カチで行くんスカ… / エイハブ」 「死んじもぅ… / フィンランジ」 などと定番な感想を述べた後はいつか登ったるとそれぞれに誓うのでした。おそらくリーチさえ伸びればキッズの方が先に登っちゃうだろうなー。そうだ ! キッズの5倍登ればオレが先に…。壊れるな、身体が…。
言わずとも始まるブラッシング。当たり前のようにブラッシングを始める新人キッズ。自然な伝わり方が心地良い。
「クライミングは楽しい !! 」
どうやらこちらも自然に伝わっているみたいで何より〜。