久しぶりに甲府盆地にも積雪があった日、ピラニアでは視覚障害をもつ子供達にクライミングを体験してもらうイベントを行いました。
弱視の小学生達が果たして怖がらずに登れるのか? 登り始めるまでは正直不安だったんですが、いざふたを開けてみるとそれらも杞憂に終りました。
明るくて好奇心旺盛。
積極果敢に手を伸ばしてどんどん登るばかりか、本当にパンプアップするまで頑張るんです。
そして「出来ない」とは決して言わないこの子供達に何かを教わったのは、全くもって僕のほうでした。 これを機に、クライミングをつづけてくれると良いんだけどなぁ。
このイベントを企画して下さったのは、NPO法人モンキーマジックの小林幸一郎さん。
小林さん自身も弱視で、ホールドはおろか壁の形状もほとんど見えないということなのですが、前日の下見ではボルダリングを楽しまれて、なんと青(5級くらい)はほとんど一撃という腕前に周囲は驚嘆の声しきり。
しばらくすると小林さんの周りにはお客様の輪ができて、自然にセッションが展開されています。
そんな光景を目の当たりにして、彼が取り組まれている事業の意義深さと理想をかいま見た気がしたのでした。
いやぁ、クライミングって本当にいいスポーツだよなぁ。
小林さん、素晴らしい機会をありがとうございました!