先週、滋賀の奥村晃史さんが、ご家族でピラニアに来てくださいました。
奥村さんは、僕が尊敬しているクライマーのひとり。
びっくりした以上に、とても感激しました。
滋賀県栗東市で経営されているKO-WALLは、村岡達哉くんや、濱田健介くんなど、優秀なクライマーを多数輩出していることでも有名です。
初めてお会いしたのは1999年のフランケンユーラ。
何日か一緒に登ってもらいましたが、あまりの強さにびっくらこいて、滋賀にはこんなすごいクライマーがいるんだと思ったのを良く覚えています。
ただ強いだけのクライマーなら、それこそゴマンといるのかもしれませんが、指導者としても素晴らしい才能を持っているのが奥村さんのスゴい所。(壁づくりや、ギアづくり、それから大食いなど、さらにスゴい面もお持ちですが…)
以前から奥村さんが尽力されている、滋賀県内の高校山岳部員のクライミング指導と教育がまさに実を結んで、滋賀県とKO-WALLはうらやましい限りの状況です。
一番感銘を受けたのは、生徒や子供達にはいつも厳しい姿勢で指導しているという話。
「クライミングの楽しさ」ばかりがもてはやされる昨今の風潮には、やや危惧している僕ですが、奥村さんもまた「厳しさのなかに悦びを見出していくのがクライミングで、それは大人も子供も同じ」というような、しっかりした指導哲学をお持ちでした。
ま、僕もまねしたい所ですが、はっきり言って奥村さんの存在が立派過ぎて、遠く足下にも及びません。悲しいけど、何の実績もない人間の話には、何の説得力もないんですわぁ….
それから、長男の優くん(8)
ヤバいくらい強いっす!!
次の時代のクライミングシーンで、優くんの名を耳にするのもそう遠くないかも。
それまでに、もう一花咲かせたい(や)でありました。(←もともとツボんでないけど)