livin’ on the edge

新井裕己くんが亡くなりました。 あまりに突然のことで、今も悲しい気持ちが感じられません。 最近見た彼のBLOG記事が、LEGEND The Ridin of Craig Kellyだったこともあり、「気をつけて」とメールした一週間後の悲報でした。 080428_arai.jpg ↑本人は「リアルホームレス」とか言ってたけど、ほんと瘋癲(ふうてん)の旅人だったなぁ。小川山にて。 ピラニアにもなじみの深い人でしたね。 2003年から出入りしていたように記憶していますが、2005年には講演もやってくれて大好評を博しました。 さらに、初めて出たクライミングコンペは、ピラニアのクリスマスコンペだったとか。 毎年夏の到来とともに常連化して、ボルダーやらクラックやら外にも一緒に登りに行きました。 ピラメイトとも一緒に辛いものを食べに行ったっけ。うちでもよく飲んだよなぁ。僕以上に多弁な奴でした。 なんと言うか、ブラックともグレーともいえるユーモアを外連味なく放つ話口調が心地よかった。 とにかく凡人の価値観をみじんも持っていない、ぶっ飛んだ奴だったなぁ。 そして常にナイフのエッジを歩こうとしている、一線の人でした。 彼がクライミングにもたらした科学と生理学理論の光は決して小さくないでしょう。 でも、彼と友でいられた5年間に理論以上に学んだことは、こういうことだと思います。 「常に開拓者であれ」 本当に惜しい友をなくしました。 どうか安らかに。
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