いやー、登れました。
雪を覚悟でスタッドレス付けて行ったんですが、雪などまったくなく、結構暖かったです。
小川山、水晶スラブ下ボルダーの不可能スラブ。「頭痛」のすぐ右を直上するラインで、最上部でやや右のくぼんだリップに抜けます。ホールドらしいものはまったくなく、120%スラブです。最初は不可能に思えたのですが、トライしているうちに一歩づつ上にいけるようになり、気がつけばリップです。「頭痛」よりは難しいので四段ぐらいでしょう。あるいは五段?
しかし、今回は「スラブはなんとかなる」を改めて実感しました。傾斜が緩ければ、ホールドなどほとんどなくても、一歩づつ解決していけます。「頭痛」が登れ、「伴奏者」が登れ、そして今回のラインが登れたということは、最後の課題である、正面の「頭痛」の直上も必ず登れるはずです。包囲網はできてます。
それが僕に登れるか、次世代になるかは分かりませんが、99%登れることが決まったようなものだと思います。いつか必ず「不可能スラブ」が「可能スラブ」になる日がくるかと思うと、ワクワクしてきます。世界一美しいスラブになるでしょう。
さて、今シーズンの小川山の宿題はほぼ終わりました。来シーズンからは少しづつ直上をトライしてみますか。