おくればせながら
あけましておめでとうございます。
1年間、皆さまが健康で素晴らしいクライミングのひと時を楽しんでくださるように、ピラニアスタッフ一同頑張って行きたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
さて(や)は年末年始を久しぶりに故郷の滋賀で過ごしました。
ダイジェストで。
初登りは、今話題の東の河原。
実家から45分というアクセスで、ロケーションもグッド。
すべすべした岩肌が僕好みの、思いっきりいける岩でした。
しかし、元日の岩場は気温0℃(体感は氷点下)。雪まじりの突風が容赦なく吹き付けて、マットが何度も吹き飛ばされるほど…
ろれつが回らないくらい寒かったんですが、新年早々敗退は縁起も良くないと、意地で夕方まで登りました。
でもまた行きたい良い岩でした。
初詣は徒歩で行ける長命寺へ。
808段の石段をあがりきると、雪化粧と朱のコントラストも厳かな、澄んだ空気がそこにありました。
新年を実感した良い初詣でした。
ここの釣鐘堂の隣には修多羅岩というボルダーがあるんです。
ボルダーという表現はよくないか…「御神体」ですね。
ここに来たときは、登りたい衝動を抑えながら、ホールドにお賽銭をはさんでクライミングの上達と安全を祈願することにしています。おっと、ホールドという表現もマズいか。
ん? そもそも立入禁止のようですね…
僕の生まれ育った街、近江八幡のシンボル八幡堀。
水郷として栄えた城下町をいりくんで流れるお堀で、今も水路は断たれていません。
近年、このような古い街並みを残すことで観光客が倍増したそうで、確かにプラプラ散策しても新しい(古い)発見がある、街歩きの面白みを感じます。
今、山梨では新しい道路がバンバンできてますが、旧来の道路沿いの商業圏はストロー現象が起きて疲弊がさらに進んでいくことでしょう。
わざわざバイパス道路を降りてまで、魅力の無い街を訪れる人はいません。
付け焼き刃の開発によって、陳腐な新しさだけが売りになるような街が出来ないことを祈っています。
特に自然を消し去る開発だけは…
帰省した際は、なるだけ立ち寄ることにしているKO-WALL。
今回は村岡達哉くんと濱田健介くんも居て、なんだか凄い課題をやってたんで話をしながら見学(←もはや次元が違いすぎて絡めない)
ここのジムは猛者ぞろいなのですが、若者のレベルが日本のトップクラスということを考えても、必ずしも上京することがトップクライマーに成る条件ではないことを感じました。
トレーニングできるジム、競い合い刺激し合う同士、目標とする優秀なクライマー、そして岩。
この4つがあれば地方でも、いや、地方の方が面白いんじゃないかな?
特に人的環境を求めて若いクライマーは上京するのでしょうけれど、これからは地方が牽引していく予感がします。
ピラニアにはうちの五段が居ますから、山梨で一旗揚げたい人はヤツを上手く利用してくださいね(笑
KO-WALLでもらった全身筋肉痛のせいでピクリとも起床できなかった1月3日。
アクティブレストということでうちの裏山にハイキング。
濱田くんにいくつかの課題を教えてもらったあと、彼のプロジェクトを見学。
これがまた、めちゃめちゃカッコいい岩でした。
これは五段ですか?
恐るべし濱田健介。恐るべしうちの裏山。
あーでも、いろんな刺激をもらえた2008年の正月でした。