「岩を登ってみたい ! 」
初めてから経験の浅いクライマーと店長でいく「店外」、10月はキャンプをはさんで2日間、紅葉の始まった小川山で登ります。
足慣らしに小さめの岩を自由に登る。
自分なりにホールドとラインが見えたところを登ってみる。思い通りに登れれば良し。岩を読むお勉強なのでトポとグレードは後で良い。
経験者は思いついた派生ルートのトラパースにトライ。スラブ → フレークガバ → ダイクリップ → マントルと岩を3/4周、つなげるのがムズカシンドイ。。 それでいて楽しい !!
移動して、今度はトポを開いてみる。グレードを聞くと身構えてしまうけど、登れない課題に挑戦することに違いない。トポ通りの課題をトライしたり派生ルートを登ったりしてるうちに、雨がポツポツ。
先に設営しておいたテン場へ。
楽しく泊まって無駄なく登る。岩場にどっぷりつかる感じが明日の登りへの期待を膨らませる。このあと気温2度まで下がることも知らず、楽しいハンモック泊の彼と店長。朝まで焚火番をしている方がよほどマシ。何事も経験、と解釈。
寒さで目覚めて早々に焚火をつけ、冷えきった身体に暖を入れる。
うってかわって快晴の2日目。屋根岩下、数々のムーブが楽しめる三角岩からスタート。
乗り込み、マントル、スラブ、デット、サイファー? までくり出して各自苦手を克服していく。
彼女にとって何メートルに感じる高さなんだろうか。カンテの高さより、下部スラブの方がよほどコワいらしい。涙を流しても登りきるメンタルは純粋に登りきりたいという素直な気持ちから。
踏み課題ばかりじゃない、あえてルーフトラバースにも挑戦してもらった。思ったより手数を進めて今後の登りに期待が持てるトライ多数。ジムでの登り込みが成否を分ける。
ホワイトティアーズ完登のTK君、前日からの有言実行で3度のリピートにも成功。良い意気込み。
スポットの役割と方法、チョーク跡のブラッシングなどの基本もおさえて充実の2日間、太陽が尾根に沈むと同時に一気に気温も下がり終了。
今回トライした岩
キャンプ場ボルダー A、B
親指岩下ボルダー 漆岩
屋根岩ボルダー 三角岩
雨月岩周辺 15 トラバースSD4級、D カモシカカンテ5級
水晶スラブ下ボルダー 涙岩 ホワイトティアーズ4級
「店外」は次回からまた日帰りで月一開催、岩場で自立したボルダリングが出来ることを目指すクライマーを募集します。
10級からトライしてもらいますが、いろんな課題にトライ出来るようにジムで6級(ピラ二アグレード黄青)がコンスタントに登れることが条件です。目標にしても良いですね。ピラメイトに限らず他ジムの方も参加可、岩場での過ごし方、岩への向き合い方、ルールやマナーなど覚えて、登りたい岩に挑戦出来るようになりましょう。