風速6メートルの予報が的中、岩も乾いて雲間から覗く青空のなんと綺麗なこと。
降り続いた前日までの雨もなんのその、良い一日にしてくれた自然の流れに感謝。
そして今日もこのスクールの技術的テーマ「踏み」からスタート。
オススメは金峰山岩。いまやトポに載らないこの小さな岩も1984年「岩と雪」105号の表紙を飾り(掲載の意味合いは違うと思うが)、森の木も育っておらず西股沢の対岸の森が見られたり、下地に岩のあるラインをマット無しで登る池田功氏の姿を捉えている。良いラインは変わらず参加してくれる皆さんに「踏み」を教えてくれる。
手のホールドも甘く、踏めてなければ登れない。そしてリーチも関係ない。「頑張ってー、パパー…」
うまく登れる時と登れない時の「踏み」のニュアンスを感じとれたならどの岩でもいい感じに登れる。
上手なクライマーはさらに難しい踏みスタートも。
こちらも感じとってもらおうとなかなかやってないルーフ課題。離陸もままならなかったところに少々のアドバイスで一手二手と伸ばしていく。落ちてた腰もどんどん上がって皆んな成長、それを見守る。親子で、夫婦で、仲間で。
そして見事な完登にエールを送る。
岩、自然、仲間。それぞれに大切にすべきことの分かるクライマーにだんだんなっていく。
梅雨の晴れ間の小川山、今日も良い一日だったなぁ。