2017年12月
大掃除
今日は石和店の大掃除をしました。
この日は運よく暖かな陽気で絶好のお掃除日和。新旧4名のスタッフが揃ったこともあり、普段なかなか掃除できない高所までしっかりすす払いできて、いつになく充実の大掃除となりました。
石和店は倉庫改築型の古い店ですが、いつも人が集い、楽しい体験を提供できる場所であるために、できるだけ清潔にしておきたいと思っています。(とはいえチョークダストというのは相当手強く、なかなか難しいのですが…)
さて、いよいよ今年も残り1週間を切りましたね。
冷たく乾燥したからっ風が吹くのが甲府の盆地の冬の常ですが、しばらくこの典型的な冬の日が続きそうな予報が出ています。
年末年始は大晦日以外は休みなく営業しますので、綺麗で暖かなピラニアでゆったりストレッチしながら、たっぷりボルダリングをお楽しみいただけたらと思います。
石和店ホールド替え完了! からの大掃除
石和店のボルダーのホールド替え作業も無事終了。今回もピラニアセッター陣が腕を振るって、いい感じで仕上がってます。(若干問題作あり)
みなさん、もう楽しんでいただいてますか~!?
そして今日は富士吉田店の大掃除でした。
と言っても(や)は、先週から深刻になってきた歯痛のせいで開始早々にお掃除戦線離脱。急遽駆け込んだ歯医者さんで拷問処置を受けるような状態でした...
でもスタッフが頑張ってくれたおかげで今年1年の埃も綺麗になって、ピカピカになりましたよ。
掃除の途中、床を磨いた光景に富士吉田店オープン当時のことを思い出しました。来春で7周年を迎えるんですよね。早いもんだなぁ。
今年は個人的にピラニア以外の仕事(ボルダリング検定、山岳連盟の競技事業など)をこなすことで非常に忙しく、本業であるジムの仕事が停滞してしまいました。仕事の効率の悪さを反省しつつ、お客様には率直にお詫びしたいと思います。
もうすぐ来る2018年はもっと自分を鍛えて、いい仕事をしてピラニアをもっと楽しくしたいと思います! まずは今年最後のイベント、クリスマスコンペでしっかりいい課題をセットするぜっ。
てことで、今年のラストスパート、ガンバ俺!(歯痛いけど)
岩の人気
店長と外岩、今月は御岳にやってきました。
岩が初めてというクライマーから経験の浅いクライマーを中心に、岩場でどう過ごして、どう岩と向き合い登り、ルールやマナーは何か、できる限りケガ無く帰ってくることが出来る、「自立したクライマー」を目指す店外。
そんなクライマーになりたい方、参加をお待ちしてます。
さて、発電所エリア、御岳苑地の駐車場が満車だったので予定変更。寒山寺へ。
In Tokyo! のトライをジャマしないように静かに通り過ぎ、新しい御岳トポでいう85の岩へ。
混雑は人気の岩だけのよう。対岸に見える鵜の瀬も砂箱もマルガリも大賑わいで取り付ける感じがしない。そしてこの85は久しくチョークもつけられてない。7級スラブ、7級カンテからのマントル、6級マントルの3本。グレードからしてアップ程度とやり過ごすような岩こそ店外ではオイシイ岩に。
小川山で踏み込んできてるので7級スラブは皆一撃。しかしマントルとなるとどうしてこうも登れないのか。カンテに乗り込んだり、リップにヒール掛けたりまでは良いんだけれど、どうしても腕で引き付けてしまって重心が足に乗ってこない。「ケツから来い ! 」って言われても身体がそうは動かないらしい。これじゃどの岩もマントル落ちしそうで見てられないよ…。こんな課題こそ確実に一撃できるようにしておきたいねぇ。
あまりに日陰で暖かさに目がくらみ鵜の瀬へ移動。
変わらず混雑の鵜の瀬の上流にやはり誰も取り付いてない71岩、黒本では鵜の瀬橋エリア3〜5番、7級、6級、6級、いずれもフェイスかスラブな課題。みるかぎりホールドだらけで簡単なので登れたら、6級二本をSDでやってみようと提案。真ん中のSD6級ライン、サイドガバからの離陸、ショートリーチのクライマーにはちょい辛い課題に変化して面白みを増した。
さらにSDが登れたところで、SD6級スタートから左へ7級につなげるトラバースを設定してみた。4級程度、これがさらに面白い課題になった。ガバ棚は使わなくてもカチやサイドカチをつなげていけば登れる。次のホールドにつなげるためにどうバランスを取るのか、フックを使ったり見えづらいフットホールドを踏めるのか、ムーブや手順の組み立て、持久力に体幹、ラストのマントルをこなすメンタルなど総合力を試される良い課題。
鵜の瀬のガバ2級より面白いと言い出す始末。この不人気岩で4級トラバースセッション、鵜の瀬の賑わいをよそに大いに盛り上がる店外メンバー達。このカチ使えるよ。マッチしちゃうとバランス悪いよ。その小ガバ取れたらここに足送れるよ。次々にムーブ解析するもなかなか完登できないけど、日暮れとともにエンジンも掛かってきて増々ドハマり。一手一足ずつ真剣に考えてトライする様子は見ていて気持ちいい。みんな良い顔してトライしてる。
トポには無くても良いラインは存在する。人の言う課題だけが良い課題じゃない。ちゃんと見出せばこんな不人気岩も良い課題があり、グレードにあったクライマーが真剣にトライ出来る。設定出来た事に喜びを感じる。枠にとらわれない気持ちこそが新しい課題を生み、クライマーを自由にする。そんな自由に満ちた岩登りが好きだし、楽しい。
ちなみにSD7級スタートから右へ抜ける逆トラバースも4級程度、こちらも登ってみてね。
1月の店外もお楽しみに。岩が登れるようになりたい、そんな方はピラグレード6級がコンスタントに登れるようにしっかり登りこんで参加して下さいね。